三遊氣スクール
2歳はもう大人?三つ子の魂100まで理論
更新日:2020年4月29日

こんにちは。
三遊氣塾 講師の山下です
「子育て」と
ひとくくりに言われますが、子育ては
その時期によって違ってきます。
今回は、
心が育つ2歳から3歳までのお話です。
何事も、基礎・土台が大切です。
ここがしっかりとしていないと
ずっとぶれていくといった事が
おこってきます。
今回のテーマである
子どもを
「怒っていますか?」
「叱っていますか?」
ちなみにですが
わたし4児の父親で、長女が25歳。
下の子が5歳といったずいぶんと子育てキャリアが長く、
今もって現役子育てパパです(笑う)
私の話はさておき。
親の怒りの感情には、ふたつのプロセスはあります。
「親の都合に合わせている怒り=怒ってる」
「子どもの立場に合わせている怒り=叱ってる」
怒るという行為・感情は、親(自分自身)の都合でしかない。それに対して
叱るという行為・感情は、人として向き合う同等の立場であることが条件だと考えます。
親の立場に合わせている怒りは、子どもの細かい部分の言動パターンがつかみにくく自分の
「モノ」扱いになっていませんか?
逆に、子どもの立場に立ってみると、子どもの視点がつかみやすくなり、
自分の子どもの言動のパターンや、性格、癖などがつかめるようになっていきます。
例えば、
お母さんが急いでいて、子どもに怒鳴っている場面をよく見かけます。
この時の感情はまさに、自分が急いでいるという行動心理が先にきてしまい
ついていけない子どもに腹を立てているという感情が生じています。
そうなってしまうと、いつまで経っても親の言葉に反応してくれないどころか その時の子どもの感情は
「また怒ってる・・・なんで怒られてるんだろう」「お母さん怒りんぼうだなぁ」などと、
怒られている内容がわからないまま成長してしまう確率が高くなります。
もっと心配なのは
他人の言葉に反応することなく、怒られるまで自分の意見を通そうとする傾向があります。
では、親が子どもの目線に思考をかえてみるとどうでしょう
まず、「何見てるの?」「何してるの?」とか質問してみてください。
子どもは「おもちゃが見たいの」「虫がいるの」といった何かしらの答えが返ってきます。
そのときに、「お母さんちょっと急いでるから、おもちゃはまた今度見ようね。どのおもちゃが見たかったの?」「お母さんちょっと急いでるから、虫さんとバイバイしてね。虫さんバイバイ。」とか答えてあげてください。
何回か繰り返さなければならない子どももいるかと思いますが、2~3回で「お母さん急いでるの」という
言葉に反応して、不思議と言うことを聞いてくれやすくなります。
さらに、どんなジャンルのおもちゃに興味があるのかとか、虫に興味があったのかとか、子どものことも理解できてきます。
こういった感情は2歳になろうとしている頃から出てきます。
いわゆる好奇心が育とうとしています。
医学的にも
親の言葉(聴覚)・親のふれあい(触覚)・食事(味覚)・環境(視覚)
自然とのふれあい(嗅覚)といった五感が目覚める時期です。
0歳から1歳までは肌のふれあいや親の声・匂いの中で育ちます(触覚・聴覚・嗅覚)
1歳から2歳までは食事することを覚え味がわかるようになります(味覚)
視覚というのは目が見えだしたころから徐々に育ってはいるのですが
視覚(眼)から入った情報に対して「感情」というものが育つのはこのころだと
わたしは思います。
そう考えていくとわたしたちの感覚器官のなかで最も外界の情報を
眼から受け取っています。
五感の働きを分類すると、視覚87%聴覚7%触覚3%嗅覚2%となります。
なので親の表情に敏感になってくることも理解できてきます。
親は一番身近なお手本となるべき人です。
叱ることも大切ですがいつも笑顔で子どもの思考の成長を見守ってほしいと思います。
まとめとして
2歳から3歳までは五感を刺激してあげることで豊かな心をがそだちます。
子育ての義務とは「健康な体」と「豊かな心」を持つ
人間を育てるということだと私は考えます。
日々奮闘している親御さんに少しでも・今からでも大丈夫です
子どもの立場になって悪いことをしたなら怒らずに叱ってあげてください。